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「承認欲求」を否定する?現代人の心を救うアドラー心理学とは

全ての人は必ず誰かと関わり合って生きています。
その中で「他人に嫌われたくない」「なぜ自分はこうなのだろう」と思い、生きづらさを感じて生活している人も少なくありません。

そんな中、ある1冊の本がベストセラーになりました。
それが哲学者・岸見一郎氏による「嫌われる勇気」です。

判断基準を他者に置かない考え方とは

アドラー心理学とは、自己啓発の大家であるアルフレッド・アドラーが提唱した新しい理論に基づく心理学で「個人心理学」とも呼ばれています。
「トラウマは存在しない」「ほめてもいけない・叱ってもいけない」などと刺激的なフレーズが独り歩きしたことから、日本人には合わないという意見すら聞かれるようになりました。

岸見氏は同書の中で「人生は他者との競争ではない」と主張しています。
例えばSNSでたくさんの「いいね!」を欲しいと思うこと。
悪口ばかりの同僚と毎日接するのが憂鬱だが、嫌われたくないから黙っている。
心当たりがある方も多いのではないでしょうか。

これらはすべて自分ではなく他者に基準を置く考え方です。
聞き慣れた言葉でいうと「承認欲求」が近いのかもしれません。
こうあってほしい、という他人への期待と実際の他人の落差で苦しくなってしまい、生きづらさを抱えてしまうといえるでしょう。

他人は変わらない、ということを知る

アドラーは、家族であっても他人を変えることは非常に難しいと繰り返し説いています。
他人が自分につらく当たること、嫌うことは他人の問題であって、自分自身が抱え込む必要はないのです。

自分のいる場所を、より良いものにできるのは自分だけです。
自分のことを嫌う人や、関わることで自分の気持ちが暗くなってしまう人や場所。
勇気を出して、そういったものと距離を置いてみましょう。

「変わる」というのはとても勇気が要ることです。
もしかしたら今よりももっと悪くなってしまうかもしれない、と悩む方もいるでしょう。

でもすべての人があなたを嫌い、つらくあたるということはあり得ません。
だとしたら自分のことを好いてくれる人と関わり、無理をせずに済む場所で生きていくという選択肢もありなのではないでしょうか。

自分を嫌う人やものと関わって生きていくほど、人生は長くないのです。
自分の信念に基づいた行動の結果あなたを嫌う人がいても、それは相手の問題であって自分の問題ではない。
「嫌われる勇気」を持てば、きっとあなたの人生に違う道が開けるはずです。